万年筆の歴史
万年筆の初めを知ってる?
創業当時
東京・大田区大森。ここに日水における万年筆の歴史を語る上で、なくてはならない専門店『十全社』が存在する。創業は1947年(昭和22年)。第一号店は蒲田でオープン。わずか2間のスペースに1間のショーケースを置いてのスタートだった。しかし、1951年には現在の場所に大森店を、そしてに吉祥寺、大井などに次々と店舗を構えた。一時は数万人もの顧客を有していたという。戦後の復興期だとはいえ、その勢いは大変なものだっただろう。その盛況ぶりを語る上で、まず知っておかねばならないのは、かって日本で「万年筆ブーム」があったという事実だ。
万年筆の歴史
万年筆の歴史はおよそ200年前にさかのぼる。文字血り「泉のごとくインクがわき出る」ペン「fountain pen」は、1809年のイギリスで考案 されたものだ。実用化は1884年、アメリカのウォーターマン社によるもので、日本には1892年に丸善によって輸入が開始された。夏目漱石や菊池寛などの文豪に愛用され、広告やチラシにも盛んに登場したことから、一般にも急速に普及していった。パイロットやプラチナ、セーラーといった、おなじみの国産メーカーも次々に立ち上げられ、万年筆は巨大な産業になっていったのだ。しかし、第二次世界大戦がそれに暗い影を落とした。
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2011年7月20日
